高齢者介護の政策が充実「フランス」

フランスも高齢化が進んでいます。ただ日本ほどではなく、ペースは緩やかです。
フランスには介護職の国家資格として社会生活介護士と医療系介護士があります。

福祉系の介護職に就いている人は在宅援助員と呼ばれ、全国各地で在宅介護サービスを提供しています。
在宅援助員のうち2割が社会生活介護士の資格を持っています。
医療系介護士は看護師からの指導の下で連携して訪問看護サービスを提供します。
高齢者施設の職員の3割が医療系介護士であり、施設での介護の担い手となっています。

社会介護士の役割としては、生活全般の援助をしてホームヘルパーとしての仕事をしながら介護も行う。
高齢者が自立した生活を送れるように手助けをする役割が重視されています。
フランスでは訪問看護が充実していて看護師と共に医療系介護士が活躍をしています。
病院でも看護師の責任の下で働いています。2007年から国家資格になりました。
訪問看護サービスでは看護行為と介護行為を行い、そのうち介護行為を医療系介護士が担当します。

これからの高齢化社会を見据えて積極的に国が政策を実施しています。
社会生活介護士の資格を取得するためには、504時間の理論と4ヶ月の実習を研修として受ける必要があります。理論では介護士として働くために必要な知識を学びます。実習では実務的なことを学習します。
研修を受けるためには特に資格は必要ありません。

18歳以上であれば、適性検査を受けられて、それに通れば研修に参加できます。医療系介護士も同様に研修を受ける必要があり、理論と実技、実習が合計10ヶ月間にわたり行われます。17歳以上で試験に合格すれば研修を受けられます。

フランスには高齢者用の施設が多数作られています。要介護度や自立度、家族の収入などによってそれぞれのタイプの施設に入居できます。国が経営しているものから民間のものまで幅広く存在しています。
有料老人ホームや老人住宅、医療つきの老人ホームなどに大別されます。

これらの施設に入居する際には支払い能力の無い人に対して手当が与えられることがあります。
フランスでは高齢者の介護のための政策が充実していて効果を発揮しています。

ドイツは介護士の待遇を改善

ドイツは高齢化が進んでいるため介護を必要とする人の数が多くなっています。
介護士の数は約90万人程度といわれ、そのうち7割が施設で働き、3割が在宅ケアの仕事をしています。
このペースで高齢化が進行すると、介護士の数が足りないと予測されています。

介護職で働いている人は女性が多く、給与がそれほど高くないのであまり人気のある仕事ではありません。
この部分を改善しないとこれから先の高齢化社会に対応できないとされています。

ドイツには介護保険があります。15歳以上の働いている国民が負担をしています。
要介護度認定があり、4段階に分けられています。
0度の方は自分で生活をすることができますが、3度になると24時間の介護が必要となります。
基本的には重度の介護者の方を対象とした保険となっています。

基本的にドイツには子供が成人してから親と同居するという習慣がありません。
そのため、親が介護を必要とする場合は介護特別休暇を取得して親の介護をする、
あるいは、介護士を雇って在宅ケアをする方法があります。

ドイツは介護施設の料金が高くなっているので、ポーランドやスロバキアなどにある
安い施設を利用している人もいます。
海外の施設を利用する場合であっても介護保険給付が適用されるので負担は小さいのです。
ドイツには高所得者用の老人ホームから、低所得者向けの老人ホームまで揃っています。

介護職の仕事の特徴としてリハビリを行わない点があります。リハビリは介護士ではなくて専門家が派遣されて、施設で仕事をしています。また、リハビリは介護保険ではなくて医療保険として給付がされています。

ドイツでは介護士の待遇を改善させるために、専門教育を3年間受けることが定められて、給与の水準を上げることが決まりました。また、子供がいない家庭に関しては介護保険料を増やしています。これらの政策によってこれからの介護の現場を支えようとしています。
posted by 涼 at 09:54Comment(0)生活

日本以上に少子高齢化「中国」

中国で有名な政策の一つ「一人っ子政策」。これが多くの弊害を起こしています。
その一つが少子高齢化です。元々の人口が多くて、さらに生まれる子供の数が少ないために、
中国は日本以上のスピードで高齢化社会になるといわれています。

急速な高齢化に対して介護保険の整備が不十分であり、様々な問題を抱えています。
また都市部と農村で格差が広がっていて、これからさらに介護に対する需要がますます高まる
とみられています。

これまでは家族に介護を頼っていたのですが、都心部へ働きに出る人が増えていて、
特に農村では高齢者が一人暮らしで生活しているケースが多くなってきていて、
それに対応するために住宅介護サービスが広く行われるようになっています。

在宅介護サービスの内容としては、料理や買い物、洗濯などの家事援助と
身体介護やリハビリの補助、夜間の巡回介護などの介護援助があります。
重度の方に対しては泊まり込みによるサービスも実施されています。
利用料は高くなるものの在宅サービスを希望してする人は増えています。

これからは在宅介護サービスが事業として発展していくことが予測されています。
幅広いサービスを提供することによって、地域社会の介護サービスのレベルが高まって
いくことが期待されています。

護職員は12時間勤務か24時間勤務、隔日24時間勤務の3種類の勤務体制があります。
このように長期間勤務となっていて、あまり給与は高くありません。社会保険の保障もありません。
中国の介護職は労働環境が過酷なために辞めてしまう人が多いです。

このように中国の介護事情は様々な問題を抱えていて、これから一つひとつ改善していく必要があります。
posted by 涼 at 07:04Comment(0)日記